【レムノス/Lemnos / GOODS】のearth clock less / アースクロック レス

1987年に五十嵐威暢がOUNのためにデザインしたearth clockの復刻バージョン。
時計をデザインすることになった当時、彼は球体の時計がつくられていないことに気が付きました。
球体は地球のイメージとつながり、地球の70%をしめる大海原を時計ボディに施した波形の溝で表現しています。
残る30%が我々の暮らす大地。
透明なドームで覆われた文字盤部分です。
earth clock の本体は砂型鋳物の技術を用いて製作されています。
波型の細かな表面形状は補修を加えることができないため、鋳物自体の完成度の高さが求められます。
その後の旋盤加工は、形状が絶妙であるため切削可能な部分が極めて少なく、精緻な準備と加工を必要とします。
熟練職人の経験と技によりこの複雑な形状を表現しています。