【コンプレックス/COMPLEX / GOODS】のF2 CHAIR / エフツー チェア

ベルギーのTubax社で生産されていたF2 CHAIR。
デザインを手がけた Willy Van Der Meeren(ウィリー・ヴァン・ダ ・ミーレン)は、ベルギーのジャン・プルーヴェとも称される、1950年代に活躍した建築家・家具デザイナーです。
プライウッドとスチールの組み合わせによる椅子の構造は当時でも特別珍しいものではありませんが、モダニズムの建築家らしい、シンプルで量産に適し、かつ細部のディテールにまでこだわった椅子です。
元は背・座ともに張り込みが多く、現存する物が少なくとても珍しい板座のタイプにCOMPLEXがスポットを当て、リプロダクションしました。
プライウッドのプレスによる三次曲線で成型された背面と座面は、背中やお尻の当たりも良く、背面をフラットバーで支えることで強度を保ちながらもしなりが生まれて、より優しい座り心地となっています。
背板とそれを支えるフラットバーの固定方法は独自に考案し、意匠としても美しい収まりです。
真鍮パーツは経年により輝きが鈍くなり、ヴィンテージの風合いを増していきます。