【門田 光雅/Mitsumasa Kadota / GOODS】のinning 7 / イニング 7
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制作:2025年作家コメント「inning1〜9」は、大阪で開催されたアートフェアの「ART OSAKA 2025」に向けて、描きおろしたシリーズです。
父方の祖母が兵庫県の甲子園口に住んでいて、その祖母が99歳の白寿になったとき、そのお祝いの意図も込めて、9にまつわる、9枚の連作のシリーズを描きました(ひとまわり小さいサイズの「symphony1〜9」というシリーズもあります)。
祖母は、九州の小倉の出身で、ライオンという料亭のお嬢さんだったと聞いています。
スポーツ選手だった祖父(800M中距離走の日本の代表選手でした)と結婚、祖父は八幡製鉄(現日本製鉄)の営業部長で各地を点々とし、兵庫県を最終的な安住の地にしたようですが、2014年の阪神大震災の年の2月に他界、戦争の辛さも体験した激動の時代を立派に生き抜いた方でした。
実は祖母もこの絵を発表した約2ヶ月後の今年(2025年)の7月、老衰で穏やかに息を引き取りました。
野球の試合が、空振り三振もあれば、サヨナラホームランもある様に、人生にも様々なドラマがあり、勝つことも負けることも、良いことも悪いことも、その時々と向き合うことが大切なのかなと思っています。
門田 光雅(かどた みつまさ)プロフィール1980年静岡県生まれ。
絵画の地と図への関心や、伝統的なメディウムの限界への挑戦、 色彩と筆致の相対的な関係性への模索の中で、美術の文脈の先にある絵画表現の新たな地平を探求している。
そのスタイルが評価され、2019年にはMoMAのヤングパトロン協議会(旧ジュニアアソシエイツ)との共催でNYのリンカーンセンターにて個展を開催。
近年では、「カラーズ ― 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ」(ポーラ美術館 2024)、「絵画のミカタ 5人のアーティストとみる群馬県立近代美術館のコレクション」(群馬県立近代美術館 2020)、「The ENGINE 遊動される脳ミソ 小野耕石×門田光雅」(セゾン現代美術館 2019)などに出品。
セゾン現代美術館に作品が収蔵されている。












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