【門田 光雅/Mitsumasa Kadota / GOODS】のprism C 5 / プリズム C5
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制作:2025年作家コメントニュートンがプリズムを使い、光の屈折率を確かめて音楽の音階に対応して虹の7色を定めたという有名なエピソードがありますが、プリズムには、「多角柱」という意味もあり、この作品は、絵画の三面を組み合わせて、立体作品として捉えるインスタレーションも試みた作品です。
絵画の枠組みを超えて立体的に成立した作品が、また光が分散するように散らばっていくイメージをしています(現在A・B・Cの7枚ずつ制作していて、プリズムの三稜鏡や虹の7色のイメージにも対応をしています)。
2022年に「SUPER PRISM」という個展をTEZUKAYAMA GALLERYで開催して、その時は絵画を立体的に捉える具体的な展示はしなかったものの、近しいアイデアは当時からあり、この作品でよりその展開に挑戦してみました。
以下、その時の展示ステートメントです。
ある角度から見れば正義にも映り、悪でもあるように、人それぞれに、それぞれの在り方があり、異なった答え・理由と意味があります。
様々な個性が混在する中で、容姿や人格の否定をしない重要性、不必要な干渉をしない距離感、誹謗中傷に対する法や、今日のモラルも、近年には変化してきたように思います。
小さい頃から、落ち着きがない代わりに、不思議と図形や空間の性質について考えることが得意で、今日でも、分割されたフレームの問題や、色彩と筆致の入り組む部分と全体の関係性、絵画における多面性の考察を進めていることは、私の探求への源泉が今も昔も変わらぬ場所から湧き出ていて、私が私の本質と向き合い続けている証拠なのかもしれません。
万華鏡が色面を分散するように、プリズムが光の波長を分解するように、私たちの目に映る本質の在処を、私は私の絵を通して探っています。
門田 光雅(かどた みつまさ)プロフィール1980年静岡県生まれ。
絵画の地と図への関心や、伝統的なメディウムの限界への挑戦、 色彩と筆致の相対的な関係性への模索の中で、美術の文脈の先にある絵画表現の新たな地平を探求している。
そのスタイルが評価され、2019年にはMoMAのヤングパトロン協議会(旧ジュニアアソシエイツ)との共催でNYのリンカーンセンターにて個展を開催。
近年では、「カラーズ ― 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ」(ポーラ美術館 2024)、「絵画のミカタ 5人のアーティストとみる群馬県立近代美術館のコレクション」(群馬県立近代美術館 2020)、「The ENGINE 遊動される脳ミソ 小野耕石×門田光雅」(セゾン現代美術館 2019)などに出品。
セゾン現代美術館に作品が収蔵されている。












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