【アルトテック/ARTOTHEQUE】の【丸井 花穂】ピアノ

模造紙に描いたドローイングを元に油絵を描く Videographer : MICHIKO TAKIO Video Editor : MIYUKA UCHIDA Video Producer : YUKI SATO私は3歳から15歳まで、徳田先生からピアノを習っていた。
兄はもっと通っていた。
兄はピアノが上手くて、兄の弾く『月光』が好きだった。
ダレンシャンを読みながら聴いていたのが懐かしい。
私はあそこまで上手くなかった。
ずっと書いてなかったト音記号を思い出しながら書いたことに、すべてが詰まっている。
(丸井 花穂)丸井 花穂

1997年兵庫県出身。
京都と大阪を拠点に活動。
2024年 京都芸術大学大学院美術工芸領域油画専攻修了。
2024年 ARTISTS' FAIR KYOTO 2024 出展。
2024年 HANKYU ART FAIR 2024 出展。
>>注目の若手日本人アーティストの魅力に迫る『エル デジタル』の新連載。
丸井 花穂編はこちらおぼろげなピンクトーンのなかに浮遊するようなト音記号は、丸井さんが昔習っていたピアノの思い出に繋がっている。
「いざ描こうとしたら記憶が曖昧で、ト音記号が描けない。
それで何度も何度も描きました。
油絵の具を薄く塗っては布で拭き取って、ということを繰り返し、満足する色を探しました」。
楽器の部屋に飾ってみてはいかが。