【アルトテック/ARTOTHEQUE】の【和田 直祐】Common abstract #6
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30層を塗り重ねて生まれる、芸術作品としての命 Video Editor : Miyuka Uchida Video producer : Yuki Sato「画材から生まれる物質感そのものを表現したいという思いはあるけれど、美術作品というのはそれだけでは成立しない。
何かしら、僕自身ではない人でも何か連想できるようなイメージが必要。
そう考えた時、この画材のもつ魅力である「透明感」と、何層重ねても描ける「シャープな線」を具体的なイメージに結びつけた時「氷結」、画面が凍っている世界が浮かんだんです。
そこで氷を感じさせる青系で表現することにしました」(和田 直佑)和田 直佑
1983年兵庫県生まれ。
2013年京都芸術大学大学院芸術研究科芸術表現専攻ペインティング領域修了。
薄く溶いた絵具を幾層にも塗り重ねる古典技法「グレージング」を参照し、光と空間をテーマとした多層構造の絵画作品を制作。
高透明のメディウムを用いてレイヤーを構築し、透過効果による流動性を伴った絵画は、光が当たる場所や時間によって色や形が微量に変化し、「見る」という行為への再考を促す。
近年の個展に「Pathway」 (TEZUKAYAMA GALLERY / 2022)、「Whole set of No.2 to 8」(GALLERY 麟 / 2023)など。
>>注目の若手日本人アーティストの魅力に迫る『エル デジタル』の新連載。
和田 直佑さん編はこちら
まるで氷のような質感。
吸い込まれそうなブルー。
ミニマルでコンセプチュアル、静謐な世界観をたたえる和田さんの作品は今年のアートフェア東京でも注目の的に。
【アルトテック/ARTOTHEQUE】とは
ARTOTHEQUE(アルトテック)芸術と未来をつなぐ、京都発のアートギャラリー
京都芸術大学発の「ARTOTHEQUE(アルトテック)」は、
「アートライブラリ」の名を冠した紹介制コマーシャルギャラリー。
院生・卒業生をはじめ、卓越した技術を持つ若手アーティストの作品を取り扱い、
近年では世界的ブランドとのコラボを通じ、国際的な注目も集めています。
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