【コンプレックス/COMPLEX / GOODS】のNo.80 BLACK H
- ファブリック:CHICO beige
日本のモダンデザインを支えた、剣持勇が手がけたチェア 秋田木工のためにデザイナーの剣持勇が1964年にデザインし、同年8月から製造されたチェア「No.80」。
1991年から製造中止されていましたが、秋田木工に残っていたこのチェアの金型が発見されたことで「コンプレックス」から復刻販売がかないました。
こちらはオリジナルのデザインはそのままに、ダイニングチェアとしても使えるよう開発された座面高(SH)45cmのタイプ。
フレームは曲げられた無垢のブナ材。
秋田木工は曲げ木家具を専門にする日本唯一のメーカーとして100年以上の歴史を持ち、熟練した職人の手によって曲げ木家具を作り続けています。
曲げ木ならではの優雅な形状デザインが特徴で、脚もアームと同様にデザインされており、この椅子を際立たせています。
また、和室で使用しても畳を傷つけない設計である点も特徴。
戦前の日本の椅子に見られるデザインを取り入れ、60年代から70年代のモダンデザインに昇華させた非常に優れたデザインです。
ファブリックの「CHICO」は、ソフトでシボ感のある気持ちのよい触感。
多色使いのブークレーが印象的。
柔らかい小さなループは触感が良いだけでなく、耐久性にも優れています。
1932年東京高等工芸木材工芸科を卒業し、商工省工芸指導所に入所して日本のデザイン界の指導的立場でデザイン啓蒙活動に尽力してきた。
そこで建築家ブルーノタウトから、「椅子の規範原型」を学びモダンデザインの実践、家具の規格化などに大きな成果を上げた。
1952年には日本人デザイナーとして初めてのアメリカ視察でチャールズイームズと出会い多大な影響を受けた。
帰国後インダストリアルデザインの職能確立と向上を目指した日本インダストリアルデザイナー協会の創設に携わった。
1955年には「グッドデザインの啓蒙」運動を行う日本デザインコミッティーの立ち上げにも関わる。
日本のオリジナルデザインを目指すとういう自らが提唱した『ジャパニーズモダン』の理念を追求した。
1955年に独立して剣持勇デザイン研究所を設立した。
日本のモダニズム建築が隆盛期を迎える中で、新制作派協会建築部の設立会員の丹下健三、前川国男、佐藤武夫そして芦原義信ら建築家との協働を通じて建築空間に独自の個性を発揮して家具空間を創りだしていった。
香川県庁舎(丹下健三設計)、ホテルニュージャパン(佐藤武夫設計)、のちに京都国際会館(大谷幸夫設計)、京王プラザホテル(日本設計)の他多くの内装家具のデザインを手がけた。
家具ではロングセラーとなっている秋田木工「スタッキングスツール」(1958)、籐椅子(山川ラタン)ではホテルニュージャパンで開発されたラウンジ、籐丸椅子(1964年にMoMA ニューヨーク近代美術館永久収蔵品に選定)、熱海ガーデンホテル(丹下健三設計)のロビー椅子「柏戸椅子」(天童木工)などの代表作がある。
プロダクトでは半世紀以上変わらないヤクルト容器のデザインや、「ササ」の名称のテーブルウエア(佐藤商事)などがある。
航空機インテリアも1968年日本航空初導入のジャンボジェットB 747 にて機内食食器セット(佐藤商事)も含めたトータルデザインを手がけた。
グッドデザイン受賞他多数。
【コンプレックス/COMPLEX / GOODS】とは
COMPLEX (コンプレックス)東京・目黒にあるインテリアショップ
COMPLEX UNIVERSAL FURNITURE SUPPLY が展開するオリジナル家具ブランドです。
ミッドセンチュリー期のデザインを軸に、椅子や照明などを丁寧にリプロダクションした
モダンヴィンテージ家具を取り揃えています。
流行に左右されることなく、長く愛着をもって使える「モノ」を提供することを大切にし、
使い終えたあとも次のオーナーへと引き継がれていくような、
サステナブルで普遍的な価値をもつ家具を目指しています。
リンク先の販売ショップでご確認下さい。
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