【門田 光雅/Mitsumasa Kadota / GOODS】のmetaphor / メタファー
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制作:2024年作家コメントメタファー(暗示)という言葉は、大学に籍を置いていた時に中村宏先生の授業で触れる機会があって、また同時に、たまたま村上春樹さんの本をいくつか読んでいたような時期で、この言葉を意識した記憶があります。
「直接的に言えないことを、何かに置き換えること」。
それは絵を描く上でも、色彩の組み合わせ方、その濃淡や筆触の険しさ・優しさなども様々に、その時々の「何か」を痕跡として残すことができるように思います。
また、それは全てが正確に伝わるものでなくても良くて、むしろ誤解や勘違いの中で、自身も気付かないような深層の部分が見えることに意味があるのかもしれません。
メタファーは、この言葉を意識してからずいぶん時間が経ってから描いたものですが、捉え方の食い違いや過去の齟齬によって、長く苦しんでいたことに向き合うことを決めたような時期でした。
作品は、私の歩んできた葛藤や喜びもそれぞれに代弁するものです。
メタファーも、雪や砂の上に残る足跡や形跡から、そこに在った情景が伝わることがあるように、そこから立ちのぼる陽炎のように、私と言う「在り方」が静かに伝わるものであればと、白と黒と暖かな色を使用して、思いを込めて描いたものです。
門田 光雅(かどた みつまさ)プロフィール1980年静岡県生まれ。
絵画の地と図への関心や、伝統的なメディウムの限界への挑戦、 色彩と筆致の相対的な関係性への模索の中で、美術の文脈の先にある絵画表現の新たな地平を探求している。
そのスタイルが評価され、2019年にはMoMAのヤングパトロン協議会(旧ジュニアアソシエイツ)との共催でNYのリンカーンセンターにて個展を開催。
近年では、「カラーズ ― 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ」(ポーラ美術館 2024)、「絵画のミカタ 5人のアーティストとみる群馬県立近代美術館のコレクション」(群馬県立近代美術館 2020)、「The ENGINE 遊動される脳ミソ 小野耕石×門田光雅」(セゾン現代美術館 2019)などに出品。
セゾン現代美術館に作品が収蔵されている。











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